オススメ! アダルトチルドレンはどうやって生きていくのか

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  機能不全家族とは?アダルトチルドレンとは?

アダルトチルドレンとは、機能不全家族で育った大人のこと

※機能不全家族(きのうふぜんかぞく)とは、家庭内に対立や不法行為、身体的虐待、性的虐待、心理的虐待、ネグレクト等が恒常的に存在する家庭を指す。

機能不全家族というとすごく問題がありそうなイメージですが、西尾和美さんによれば日本における機能不全家族の割合は、なんと8割だと言われています。 参照:機能不全家族/西尾和美

あなたはアダルトチルドレン?ACの特徴的な20の行動パターン

特に目に見える虐待などがなくても、モラハラや母親、父親の役割を放棄して子どもが親のような役割をしている家庭も含まれますので、大げさに言えば「どこの家にもある」とも言える問題なのです。

ただそれによって本人が大きな心の傷を負っていて「私のことだ」と確信している人のことを、アダルトチルドレンや毒親育ちと呼ぶのだと思います。

世間ではこのような考えを否定する方も多くいます。きっと、そうして否定している方が安全な人が声を張っているのでしょう。

でも、私は機能不全家族に生まれて苦しむアダルトチルドレンを全面的に応援する立場です。今まで味方のいない状況で孤軍奮闘してきた方を応援したいのです。

どうやって取り組んだら良いの?

 

うつ病などの症状が良くなることを治癒とは言わずに寛解(かんかい)と言います。

寛解(かんかい)は永続的であるか一時的であるかを問わず、病気による症状が好転または、ほぼ消失し、臨床的にコントロールされた状態を指す。
ですから心の傷を完全に治るというのは、無理なのかもしれません。私は持病のようなものだと思っています。
 
持病を持った人が一生薬を手放すことができないように、一生を続けてケアしていく必要があると思っています。
 
でも、同じ持病を抱えた人でも手術に挑戦する人と、薬を継続することを選ぶように、アダルトチルドレンも解決のために挑戦するのか、もしくは一定の割合でストレスケアなどを行って悪循環のサイクルにはまらないようにケアしていくのかに分かれます。
 

解決を目指す方法と対処をしていく2つの方法

私は2種類の方法があると思っています。
 
  • 解決へ向けて取り組む(解決法)
  • 定期的にストレスケアをする(対処法)
 これについて説明していきます。
 

解決へ向けて取り組む(解決法)

解決へ向けて取り組むには、自分の過去を掘り起こしていく必要があるので、相当な覚悟とパワーが必要になります。
 
具体的なプロセスとしては、取り組む方の状態によって違います。
 
罪悪感(自責)→ 深い悲しみ → 他者への怒り といった状態のどこに居るかで解決までの道のりは違ってきます。
 
その中でも自分を責めている方は一番苦しい状態です。また、怒りがあなたを支配している場合は、解決へのプロセスへ向けてエネルギーを貯めているからかもしれません。
 
どちらにしても、現状をしっかりと把握して過剰なストレスを取り除いていくことが必要です。それが出来たら目標を設定して、行動化していくことです。
 
ただ、面倒でも一度取り組むと、自分を尊重できるようになり、他人に振り回されないようになっていきます。もちろん戻ったり前進したりしつつですが。
 
また、子育てに際して自分が受けたことと同じことをやってしまわないように取り組むこともあります。つまり自分が受け継いだ家系の血を一旦中断して新たな流れを作るのです。
 
 
 

定期的にストレスケアをする(対処法)

すぐに解決とはいわなくても、アダルトチルドレンは日常生活でも生きづらさを感じることは多いものです。そのストレスを定期的に軽減することは大事です。
 
これは根本的な解決にはならないかもしれませんが、心の浄化カタルシス効果はストレス軽減には非常に有効な方法です。
※カタルシス効果は話すことでストレスを発散していく方法です。
 
具体的には、定期的にカウンセリングなどでストレスを軽減し、自信を取り戻しながら頑張っていく方法で、不安定になりがちなメンタル面のケアをしながら日常生活を送れるように支援する方法です。
 
 
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最終的な目的は?

よく、「自分の問題ではなく相手(親)の問題なので、相手が変わらないと何も変わりようがない」と思われている方が多いのですが、それはちょっと違うと思います。
 
 
なぜなら、あなたが家族や親の悩みを抱えていること自体が「自分の問題」であり、その問題を解決していくには、「自分が取り組む」しか方法はないってことなんです。
 
 
あなたに本当の笑顔が戻る時は、他人(親)の変化など気にならなくなった時なのです。
 
 
機能不全家族で育った方や毒親育ちの方が、その辛さや憎しみなど以上に自分の生きがいや楽しみに時間を多く使い、「悩みなんかどーでも良い」「幸せすぎて、悩みを忘れてた」と思えるようになることが理想の状態だと言えます。
 
 
また、一番避けたいのは「ただの受け身な被害者」となって自分では何も動かず、一生恨みを抱えて生きていくことだと思います。
 
 

アダルトチルドレンの成長プロセス

 
ACや毒親育ちの3つのプロセス
 
 
あなたは、このサイト「ダイジョウ部」にすでに来られているということは、きっと何かのキーワードでここまで来たのですから、あなたは自分の中で起きている不具合や生きにくさについて、すでに気がついているところにいるはずです。
 
もう長い時間自問自答を繰り返し、何かヒントを求めて右往左往している方も多いと思います。
 
せっかくここまで悩んできたのですから、少しでも生きやすくなれるようになりたいですよね。
 
今回は、アダルトチルドレン(以後AC)や毒親育ちが、どのようなプロセスの中で生きているのか、またどんなプロセスがあるのかを考えてみたいと思います。
 
 

ACや毒親育ちの3つのプロセス

ACや毒親育ちとひと言でいっても、さまざまな状態の方がいます。
そのまま生きていくひと、自立を決心して行動に起こしているひと・・などさまざまですよね。
 
ここでは、私なりに大きく3つのプロセスに分けて考えていきたいと思っています。
 

ACや毒親育ちの3つのプロセス

  1. フォロワー
  2. サバイバー
  3. スライバー

※これは私の考えるプロセスです。フォロワー(追随者)の部分は、実際はビクティム(犠牲者)と呼びますが、犠牲者という考え方はあまり好きでないので、フォロワーにしました。

1.フォロワー 〜不安から生まれる関係〜
いわゆる毒親の信者ですが、単純に仲が良く見えます。大人になっても異常に仲が良いと、一卵性親子やパラサイトなどと呼ばれることもあります。
 
アダルトチルドレンは反抗期がない人が多いです。
「あなたは弱い奴だ」「あなたはダメな子だ」と言われ続けて、自尊心を失い自己主張ができなくなった人もいるでしょうし、反抗することは悪いことだという罪悪感を育成させるような教育を受けてきた可能性もあります。
 
また、そのことを指摘するもう一人の親の存在もないか、存在自体が薄くて影響力がないことも特徴です。これが機能不全家族の特徴です。
 
誰かと戦うということは非常に多くのエネルギーを使うので、チャレンジできずに避けたり逃げたりして生きているACも多くいます。
 
その分、若いうちに親離れ等で解決できなかった問題が、大人になっても後を引きずりいろいろな問題となって家族内はもちろんですが、その他の人間関係にも影を落とします。
 
 もし、コントロールされている側(フォロワー)が問題意識を持たなければ、問題になることもありません。
 
ここに居ながら問題を感じていないということは、今後も同じような家族を形成していくことになります。
 
また、最初は従順でも、フォロワーの成長や自我の発達によって、問題が表出してくる場合もあります。その場合は、2.サバイバーへ突入することになります。
 
この領域に居ながらも実は問題を感じている、でも認めたくないひとの中には、サバイバーやスライバーを強烈に批判するひともいます。
 
 
2.サバイバー 〜怒りによって反発する関係〜
サバイバーとは戦う人のことです。
自立への第一歩ともいえます。反抗期もサバイバーの一種です。
 
今、ケンカや冷戦真っ最中の方もいるでしょうし、自分だけが怒りをフツフツとさせている場合もあるでしょう。
 
後者のような溜め込むタイプの人は、大人になっても何か不機嫌でイライラしていて、人間関係などが上手くいかないケースが多いです。
 
この不機嫌の原因が本当は自分の中にあることに気がついてない場合は、理由もわからず解決もできずに苦しみます。家族や自分の問題を他の場所で投影させているんですね。
 
また、ただただ反抗を繰り返すだけで、精神的な自立をしようとしない人も含まれます。
 
サバイバーとなってこの場所に長く居ることが、一番しんどいのではないかと思います。
 
 
3.スライバー 〜悟りによって手放す関係〜
スライバーとは、成長した人のことです。
 
サバイバーであることを主張する必要のなくなった人 斎藤学
 という言い方をされています。
 
あくまでも1.フォロワーではなくて、2.サバイバーではあるけれども、そこまで自分を主張したり苦しみを感じなくてもよくなった人たちです。
 
スライバーの特徴
 
1.ひとりでいられる、ひとりを楽しめる
(理解してくれそうな人、共感してくれそうな人を必死で探す必要がないということ。この術を身につけると人から裏切られるというつらい思いをしないですむようになります。他人を責めなくなり、逆に他人にやさしくなります。)
 
2.寂しさに耐えられる
(寂しさは怒りからくるもの。怒りは強い期待が叶わないから起こる感情。つまり、強い期待を持たなくなれば、強い怒りや寂しいとう感情も出てこなくなる)
 
3.親のことで過剰なエネルギーを使わない
(憎んだり、恨んだり、賠償金を取り立てたり、依存したり、甘えたりしないということ)親という存在も、過去の感情からも一歩離れてながめることができる。
 
4.自分にやさしい
(あるがままの自分を受け入れているということ。欠点や限界も含めて、自分を愛し、いたわります。決して自分自身を叱咤したりせず、萎縮させるような考えを持ちません。失敗もそれをプロセスととらえられます)
 
5.他人(世間)の期待にコントロールされない
(ご機嫌を取ったり、迎合するようなマネをしなくてもその場に居られる)
 
6.自分で選択し、決定する
(不安、緊張、恐怖にとらわれているときは、選択肢も1つしかないように思いますが、心が安定し、成長すると自分の気持ちにしたがって選択することができるようになります)
 
7.自分の選択したことに責任を取れる
(自分の選択したことによる失敗を人のせいにしなくなります)
 
8.自分は世の中に受け入れられて当たり前だと確信を持てる
(自分は他人から必要とされていると信じ、愛されると思えるようになる。世の中に温かい人が多くいることに気がつく)
※一部加筆しております。
 

あなたは今どこにいますか?

 
このように、フォロワー、サバイバー、スライバーと、心の成長や環境などによって、それぞれのところで頑張っているACや毒親育ちの方がいると思います。
 
悩んでばかりいてなかなか行動に起こせずにイライラすることもあると思いますが、その何もできない経験も、きっとスライバーに行き着くまでの大切なプロセスの1つです。
 
いつかタイミングがきたら決断したり、行動すれば良いのです。「〜すべき」思考で、無理やり行動を起こすと、きっと長続きせずに諦めてしまうでしょう。
 
「私は私の人生を歩みたい」という前向きな意思が出てきたら、あなたのプロセスにあった方法を何かはじめてみましょう。
 
例えば「私は・・・」と話すことで、自分の意見だということを内外にアピールすることも方法の1つですし、「NO」と言う練習をして、嫌なことを引き受けないという自己主張をする方法などもあります。
 
もし、「これは自分の宿命だから変えようがない」と思っているのであれば、それはあなたがそう思い込んでいるだけなのかもしれません。
 
ぜひ、スライバーのような悟りの境地もあるのだという希望を持っていただきたいと思います。
 
 

今日のダイジョウブ!

 
よくあるのは、逃げられないとか自己主張できないと深刻に悩んで何もできずにいたけれど、悩みの種である養育者も「早くしっかりと自立して欲しい」と思っていた・・というような思い違いです。
 
このように言葉でのコミュニケーションを避け、心の奥を探り合っていると、こんな思い違いが長い期間の間に大きくなってしまう可能性もあるんですね。
 
でも、すべてがスピーディーに合理的に進めば良いというわけではありません。
あなたなりの速度でダイジョウブなのだと思います。
 
 

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