対人関係のトラブルの原因はインナーチャイルド?7つの問題行動パターン

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苦悩に取りつかれている人は、ものごとはうまくいかないものだといい、うまくいかないことに取り組み、状況に対処することにしくじり、現実となんら関係ないことで心を痛めつつ耐えている。

ハーヴェイ・ジェイキンス

インナーチャイルドとは、「過去の内なる子ども」のことです。

過去に傷ついたまま凍ってしまった状態の自分のことです。

子どもの成長が抑えられ、感情、とくに怒りなどのネガティブな感情が抑えられた時に、私たちは怒り、傷ついた子どもを抱えた大人に成長していきます。

そして、その抱えた子ども(インナーチャイルド)は、大人の生活を積極的に邪魔してきます。

インナーチャイルドなんて・・・と思うかもしれませんが、これこそが私たちが持つ苦しみの源泉だと思います。

そのインナーチャイルドを再生してかばってあげないと、傷ついたインナーチャイルドは、あなたの中で活動を続けて、現在の生活がうまくいかなくなるのです。

では、傷ついたインナーチャイルドは、どのように私たちの生活を邪魔しているのでしょうか?

インナーチャイルドの働き

共依存関係になってしまう

共依存関係というのは、自分より他者の気持ちを優先したり、自分の思いよりも周囲の評価を優先させるような考え方で、成り立っている人間関係です。

共依存関係になってしまうのは、過去の自分らしさの喪失によって生まれてしまったと考えられます。

機能不全家族の中で、モデルになる健康的な親の存在がない子どもは、外部に目を向けるしかありません。そうしているうちに、自分の中に生まれるはずの自尊心は育たなくなります。だから、自分より他者を信頼し、優先させるようになるのです。

つまり、自分が誰であるかわからなくなってしまったということです。

犯罪行動に走ってしまう

インナーチャイルドといえば、やさしくて傷つきやすいと思われがちですが、暴力や虐待を繰り返している大人の方で過去に暴力や虐待を受けている人は非常に多いことを忘れるわけにはいきません。

非人間的破壊行為の源である犯罪行為は、子ども時代の暴行、虐待、そしてその暴行についての未解決の深い悲しみの結果です。かつての無力な傷ついたインナーチャイルドがおとなの犯罪者になるのです。

自分が好きじゃない

無償の愛を受けることがないと、愛に対する飢えた状態は慢性化していきます。

大人になっても、愛されることや注目されること、同情されることなどにどん欲になって、あなたの今の社会生活を邪魔します。

成功欲求が強い方や、何かで目立とうとして浮いている方などはあてはまるのではないでしょうか。

大人になって、恋人ができた場合でも、相手がいくら愛を注いでも満足できません。そして「もっと、もっと」と愛を求めたり愛情を試すような際限のない要求に、相手は逃げ出してしまいます。

その結果、同じような傷を持つ相手と、偽りの愛を育ててしまうこともあります。

脅迫的な思い込み

「そんなこと言ったら、母さん病気になっちゃう・・」

「おまえのせいで、家族は悲しんでいるんだぞ!!」

というように、子どものあなたの行動が、他人の感情を左右するのだという間違った教育は、脅迫的な思い込みを強めてしまいます。

その結果、大人になっても自由な発想ではなく、自分のしたことによる相手に及ぼす影響や、自分への影響などを脅迫的に考えて行動するようになります。

考え方にも柔軟性がなく「結婚さえすればすべてうまくいく」と思いこんだり、「失敗したからすべてが終わりだ」などと絶望したりします。白と黒ばかりでグレーがないのです。

大人になって、毒親に悩む人の多くが、「冷たくできない」といわれますが、そんな方もこの脅迫的な思い込みにとらわれているのだと思います。

親密になることができない

多くのアダルトチルドレンは、見捨てられる恐怖と呑み込まれる恐怖の両方を持っています。

そして、多くのアダルトチルドレンが、大人になった今でもその両方を行ったり来たりしている状態です。

誰かとの関係がうまくいきそうになると、呑み込まれる恐怖が襲ってきて逃げ出す。でも、しばらくすると、一人の孤独に耐えきれなくなってその相手を求める、の繰り返しなどです。

結婚生活がうまくいかない、婚活がうまくいかない本当の理由は、この見捨てられる恐怖と呑み込まれる恐怖からくるのではないでしょうか。

子どもが無視や虐待によって傷つくと、自我の境界線が破れます。これが見捨てられることや呑み込まれてしまうことの恐怖を子どもにつくってしまうのです。自分が誰であるか知っている時は呑み込まれることを恐れません。自己を高く価値づける感覚や自尊心があると、見捨てられることを恐れません。強固な自我境界がないと、私たちは自分と他人を見分けることができないのです。そうなると自分を確立するのに決定的な行動である「いいえ」と言う能力がなかったり、自分のしたいことがわからなくなってしまうのです。

今日のダイジョウブ

本書「インナーチャイルド」では、そのほかにもインナーチャイルドが現在の大人の生活を邪魔する行動などがあげられていました。とても詳しく書いてありますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

でも、多くの方が、上記の7つの行動にあてはまる行動を繰り返しているのではないでしょうか。

そして、この記事にたどりついたあなたは、自分の行動や症状などに気がついているのですね。

世の中には、気づかないうちに一生を終える人がほとんどなのではないかと思います。そんな中で「自分のおかしさ」に気づいたあなたは、この人生の中で一歩上の段階へ上がる可能性があるのだと思います。

人生には意味がある、そして自分の傷や弱さに気づいた人には、それ相当の意味があるのだと思います。

だから、ダイジョウブ!前へ進みましょう。

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