ACの生きづらさの原因となる『苦労の雪だるま理論』とは?

あなたの生きづらさのもともとの原因は過剰適応だった?

ACは幼いころに自分を否定されるなどの傷つき経験をして、自分の居場所を失った方がほとんどだと思います。

きっと『寂しさ』とか『空しさ』を感じるも、その感情を出すこともできずに我慢した、もしくは気づいてないふりをしてきた。

そのせいで、自分の感情にはとんと鈍感で扱いが雑になったのだと思います。

そのかわりなのか、周囲の人の感情にはとても敏感で、人の世話などもしてきた。

でも、いまはどうでしょう?あなたもだいぶ変化してきていませんか?

それも納得なことなんです。

大人になると、自我が出てきます。すると、子供時代の過剰なほどの『適応』ができなくなってくるんですね。
できないというか、大人になるころには疲れ果てているわけです。そして、だんだん病的になってしまうのです。

もし、あなたが子供の頃の写真があるなら、ちょっとみてください。きっと、過剰に笑顔だったり、愛想笑いしているのではないでしょうか?

過剰適応は適応できているうちはいいんですね。でも、無理しているわけですから長続きはできないのです。そして、適応できなくなってきた時に、少しづつ生きづらさやトラブルが出てくるのです。

でも、その過剰適応は必死で適応しようと頑張ってきた証です。もしかすると今はトラブルが多いかもしれませんが、過去は誰よりも頑張ってきたはずなんです。

これを私が読んだ著書に『苦労の雪だるま理論』として説明してありました。
この本では、人格障害の原因としてこの『苦労の雪だるま理論』を説明してありましたが、私は人格障害もACも他の病気もそれほど原因は違わないのではないかと思っているのです。

つまり、ほとんどの病気はメンタルが大きな原因となっていると思っています。

証拠として、あなたにもこの『苦労の雪だるま理論』はきっと当てはまると思いますよ。

『苦労の雪だるま理論』のプロセス

1.自分を否定されるなどの傷つき体験によって『寂しさ』が産まれます。

2.その『寂しさ』を感じることや口に出すことを許さずに、過剰に適応することを覚えます。

過剰に適応していくのが、雪だるまのように寂しさに雪が付いていく様子です。

自己否定や受け身な姿勢、他人の世話をしたり、感情を受け取ることですね。

自分の感情を抹消し、自分とかけはなれた人格を演じ、存在を消し、ひたすら受け身になり、人によく見られようと努力するといった自己否定による適応に陥りがちである。

3.大人になる過程で自分の過剰適応という『仮面』に気づく

しかし、この適応方法は、子供の頃には有効であったが、自意識が芽生えてくると、反面、自分自身がとても苦しくなってくる。するとそれまで懸命に周囲に適応しようと自己否定してきた自分に適応できなくなってくる。

その頃には、そんな自分やそうさせた相手が大嫌いになっていることがほとんどですね。
でも、早く気づいた人はそれだけ挽回のチャンスと可能性が大きいということです。

ここでも気づかなかったり、仲がいいと勘違いして心の蓋をしめたままにしておくと、さらにこじらせてしまうことになります。

4.過剰適応をする自分に適応しようとすると、トラブルが多発するようになる

そんな自分に適応するための対処として行われるのが、トラブル行動、アルコールや薬物への依存、自傷、引きこもりなどの行動なのである。

このような行動はあくまでも一時的な逃避行動なので、この雪だるまはどんどん大きくなってくるわけです。

この段階を『過剰適応に気づいて戦っている』と勘違いされるパターンも多いですね。

ただ、このような逃避行動によるトラブルが行われているうちは、思いもよらないメリットがあるのです。

それが何かと言うと、『自分の本質の問題から逃れられる』というメリットです。

だから、あなたが日々のトラブルに振り回されているのは、本当は本質に向き合わないようにするための無意識の逃げの行動なのかもしれません。

でも、このサイトに来ていただいている方は気づいている方ですね。
そこまで自分で進んで来たってことなのですよ!

ただ、このようなトラブルが続くと、人間関係は長続きせずに壊れてしまうし、何度も繰り返すと新たに関係を作ることもできなくなってしまうと孤立してしまうことになります。

これからは『石ころの原理』に切り替える

もし、あなたが今のところこの『苦労の雪だるま理論』にいるようで苦しいと思うなら、気持ちを切り替えて『石ころの原理』を試してほしいのです。

この石ころはあなた自身だと思ってください。

あなたは本当はどんな性格ですか?頑固で?身勝手で?ネガティブで?
さすが!短所ばかり出てきますね。それは自己否定して生きてきたからですね。

でも、もう直そうとしたり、馴染もうとしないでいいですからね。それで疲れ果ててしまったのですから。

これ以上やってたら、本当の病気になりますからね!

そう、そのままでいいのです。

『今までお疲れさん』と自分に一言、言ってあげてください。

今のあなたがあるのは、過剰に適応してきたおかげでもあるのですから。

これからは『石ころの原理』の説明になります。

ただ、そのままの自分を認めるには相当な時間がかかるかもしれませんが、まずは原理だけ理解してくださいね。※そのままの自分を認めるには、自分に向き合ったり、カウンセリングやグループワークなどを繰り返して、自己肯定感を育てる必要があります。

石ころは硬いので、ゴツゴツとぶつかり合います。喧嘩をしたり、泣いたり、泣かされたり。これをありのままの自分でくじけずに繰り返すわけです。

途中、元の過剰適応な自分に戻ったり、その先のトラブルメーカーになったりときっと普通の方よりも大変でしょう。

でも、そうしている間にゴツゴツとしていた角が取れていって、丸くなってきます。川にあるようなツルツルした石になるかもしれません。

そう、これが『石ころの原理』なのです。

今日のダイジョウブ!

つまりこれからは、自分の本質、性格、気持ち、やりたいことなどに嘘をつかないこと。それだけなんです。

あなたの生きづらさの原因は、いろいろいってきましたが、一言で言うと『自分を粗末にしてきた』からなんです。

この図はマズローの欲求5段階説ですが、人は下の欲求が満たされて次の欲求へと向かいますが、この低いところの欲求が満たされないと次に進めないのです。

きっと多くのACは、この安全欲求までを満たされることがなかったから、世の中はとっても危険だからオドオドしているし、自信がないのでしょう。

ただ、もう大人だったら、自分で生理的欲求を満たすこともできるし、安全欲求を満たすこともできるはずです。満たさなきゃ、誰も満たしてはくれないのです。

ここで、自分でこの欲求を満たすことにブレーキをかけているなら、大変な損失です。すぐに自分で自分の世話をして安全欲求までは満たすように努力しましょう。

そのためにも、どうぞ石ころに戻ってください。荒削りだけどメッキではない本物の自分を取り戻してください。

世の中には、そんなあなたを嫌う人もいますが、気に入る人もいるのです。

逆に言うと、変に馴染もうとしていたからこそ、あなたの良さが誰にも伝わらなかったのではないでしょうか?

そして、自分を大事にしてやることを今からのテーマにして生きることが何よりも大事なのです。

だからダイジョウブ!

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